取り扱うベンダーに技術があればカスタマイズの可能性が拡がるという大きなアドバンテージがあります。

立命館大学保険センター教授・医学博士伊東宏先生
所在地 京都市北区
診療科目 内科・精神科
びわこ・くさつキャンパス保険センター分室宮川美由紀さん
所在地 滋賀県草津市
診療科目 内科・精神科

三栄メディシスのスタッフより

2003年6月から2ヶ月に1回のペースで導入ワーキンググループを開催され、ご要望や疑問点をひとつづつ確認しながらお答えさせていただきました。本稼動の開始直前までカスタムソフトのテストや修正を繰り返して、2004年4月から正式稼動を行っていただきました。キャンパス内にある診療所が京都市内と滋賀県草津市の2ヶ所にありますが、先生・職員さんに交互にお集まりいただき、日レセに触れた上で運用までのご意見をいただきましたので、前のレセコンから切り替えがスムーズに出来たと思います。大学内の診療所ということで、日レセの標準機能ではカバー出来ない部分も多くありましたが、時間をかけて現場での意見交換を行ったことで、弊社として初めての日レセ対応のカスタムソフトを開発することが出来ました。ありがとうございました。

日医標準レセプトORCAを導入しようと思われたきっかけは?

<伊東先生>
ORCAプロジェクトのコンセプトが、医療情報の標準化という国が進めるグランドデザインに沿っているものというのが一番の理由でした。またオープンアーキテクチャという発想が、ソフトウェアとして今後生き残っていくものだとと思います。メーカー製のクローズドシステムでは考えられませんでしたが、日レセの場合は取り扱うベンダーに技術があればカスタマイズの可能性が拡がるという大きなアドバンテージがあります。医療のIT化は患者情報の取り扱いが重要になると思います。レセコンはそのコアな部分であり、日レセによって標準化・共通化することで、電子カルテを始めとする周辺のソフトウェアが拡がって行くと考え選びました。

実際に導入されてのメリット・デメリットは?

【メリット】
<事務 宮川さん>
以前に使っていたレセコンに比べて、レセプトチェックが一括で行えるようになりました。また以前のレセコンはメーカーオリジナルのマスターだったので、検査名等分かり難いことがあったのですが、日レセでは標準マスターを採用してているので、医療事務の経験が少ないスタッフでも診療点数早見表を見ながら簡単に入力することが出来るのがいいですね。大学内の診療所なので、患者は学生さんや教職員が対象になります。後日払いや給与天引き等の未収金管理が大変なのですが、オリジナルの管理ソフトを作ってもらったことで簡単に確認が出来るので助かっています。
【デメリット】
日レセそのものの操作や機能に問題はありませんが、やはりLinuxで動いているという部分でマウスやキーボードのちょっとした動きがウィンドウズと違って慣れるまでは少し戸惑いました。日レセ以外にもオープンオフィスを使う計画をしていましたが、マイクロソフトのオフィスのように使うことが出来ず、レセコン専用機になっています。

導入先をを三栄メディシスにされた経緯は?

<伊東先生>
一番の理由は地元の京都のベンダーだったからです。(笑)日レセを取り扱っているベンダー5〜6社からヒアリングを行ったのですが、三栄メディシスさんだけがインストラクターとLinuxの技術者が来てくれて我々の疑問点・要望点に応えてくれたのが好印象でした。大学内の診療所ならではの特殊な運用について、アドオンで応えてくれたことも評価しました。また永年自社で開発したレセコンソフトをサポートしているという実績もあり、安心感がありましたね。

今後ORCAに希望されることは?

<伊東先生>
現状は個人情報を扱うシステムが分散しています。個人情報保護という点からもレセコンに留まらず医療情報全般を一元化するシステムの構築が望まれます。また将来電子カルテを推進するなら、病名マスターをもう少し微妙な表現ができるように充実して欲しいですね。

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